家族と非医療従事者のための子どものけいれんと意識混濁への全国統一対応マニュアル
2024年10月10日
各位
日本小児神経学会は、日本てんかん学会と合同で、「保育・療育・教育機関におけるけいれん・てんかん児の発作・生活管理ワーキンググループ」を設置し、『けいれん、意識混濁時のフローチャート (初めての発作や医師の指示がない場合) 』、『けいれん、意識混濁時のフローチャート・医師指示書』、『熱性けいれん(発作)・てんかん児の生活指導箋』を作成しました。
『けいれん、意識混濁時のフローチャート(初めての発作や医師の指示がない場合)』は、誰でも使えるようにあらかじめ家庭や非医療従事者に知ってもらい、初めての発作や医師の指示がない場合に備えた対応フローチャートです。
『けいれん、意識混濁時のフローチャート・医師指示書』は、けいれんや意識混濁をきたしたことがある子どものための主治医から患者家族のほか、非医療機関宛てに医師指示書として提出できるフローチャートです。
『けいれん、意識混濁時のフローチャート・医師指示書』は、けいれんや意識混濁をきたしたことがある子どものための主治医から患者家族のほか、非医療機関宛てに医師指示書として提出できるフローチャートです。
なお、いずれも、熱性けいれん(発作)、てんかんによるけいれんや意識混濁に対応するフローチャートとなるため、例えば、心停止が疑われる場合には「一次救命処置(BLS)」、アナフィラキシーが疑われる場合には「アナフィラキシー対応」のフローチャート等の方を用いることが必須となります。
また、『熱性けいれん(発作)・てんかん児の生活指導箋』は、従来の心疾患・腎疾患用の『学校生活管理指導表』に代わるものとして、教育機関に加え、保育・療育の場面でも幅広く使っていただけることを目指しています。
いずれも、日本小児神経学会と日本てんかん学会の両会員のパブリックコメントと、日本小児科学会、日本小児救急医学会、日本てんかん協会、ドラべ症候群患者家族会、ウエスト症候群患者家族会による外部評価を受けています。
【本件に関する問い合わせ先】
一般社団法人 日本小児神経学会 医療安全委員会
保育・療育・教育機関におけるけいれん・てんかん児の発作・生活管理ワーキンググループ
担当理事 是松聖悟(これまつせいご)
委 員 長 伊藤 進(いとうすすむ)
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