日本小児神経学会

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Last Update:2017年2月6日

小児神経Q&A

Q60:チックの症状について教えてください。

チックは、突発的で、不規則な、体の一部の速い動きや発声を繰返す状態です。いろいろなチックがあり、まず運動性チックと音声チックに分かれ、それぞれに単純性、複雑性に分かれます。単純性運動性チックは瞬き、首振り、顔しかめなど、複雑性運動性チックは物にさわる、物をける、飛び上がるなどです。単純性音声チックは発声、咳払い、鼻鳴らしなど、複雑性音声チックは汚言(人前や社会的な場で、言うことがはばかられるような汚い言葉をいってしまう)、反響言語(人の言ったことを繰返してしまう)などです。一見、乱暴と思われる行動や非常識と感じられる言動が、チックの症状である可能性もあるのです。

チック障害は、症状の持続が4週間以上12カ月未満の一過性チック障害、12カ月以上持続し、3カ月以上持続してチックが消失することがない慢性チック障害、同様の持続期間でかつ多彩な運動チックと一つまたはそれ以上の音声チックがあるトゥーレット障害に分類されています。

((社)発達協会王子クリニック 石崎朝世/2016年7月QA委員改変)

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