日本小児神経学会

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Last Update:2017年2月6日

小児神経Q&A

Q38:頭を打ってこぶを作ったこどもになにか後遺症がのこるでしょうか?

頭をぶつけた後に、元気がない、頭痛がする、むかつきが出たり、繰り返し嘔吐する症状があればX線撮影やCTなどの検査を行います。このような症状がなくても、高いところから転落するなど頭を強く打撲しているのであれば、念のために検査をすることがあります。
大きなたんこぶをつくった皮膚の部分が硬く残ることがありますが、この検査で頭の骨の骨折、頭の骨の中の内出血、脳の傷などの問題がなければ、後になって新たに脳の症状が出て来ることはまずありません。しかし、ケガのあと何日も経ってから頭の中で出血が進む場合もまれにありますので、頭をぶつけた後1、2週間は頭痛、めまい、嘔気、嘔吐、元気がない、などの症状が見られないかどうか、ご家族に注意してもらうように説明します。頭をぶつけた後に、意識が一時的になかった、ケガのことやケガの前のことを覚えていない、けいれんが起こったなどの症状があれば脳への影響があるかもしれませんので、検査に異常がなくともより長い期間経過を見たほうがよいでしょう。

(大阪市立総合医療センター小児医療センター 小児脳神経外科 坂本博昭/2016年7月QA委員改変)

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