日本小児神経学会

会員専用ページログイン
Last Update:2017年2月4日

小児神経Q&A

Q7:泣き入りひきつけの対処法を教えてください。

「泣き入りひきつけ」は乳幼児期におきる「反射性けいれん」の一種でお子さまの成長に伴い自然に消失して行くものです。まず慌てないで冷静に対処することが重要です。強く泣くことで「息つぎ」ができなくなり、無呼吸となり症状が出現、ほとんどがこの型で、「かんしゃくの強い子」、「我が強い子」に多い青色失神タイプと、突然の「おどろきやびっくり」あるいは「痛み」により、ほとんど泣かずに心拍が止まり(迷走神経反射)、脳血流が減少して症状を呈する、「怖がりな子」とか「華奢で繊細な子」に多い白色失神があります。発作の持続時間は1分以内のことが多く、生後4~5歳頃には自然に消失し、予後良好で発達にも影響しません。日常、「泣かせまい」と過度に神経質になり過保護にならぬよう注意しましょう。不安な場合は、かかりつけの小児科・小児神経専門医でよく相談し、しっかり説明を受けましょう。
回数が多い場合や発作の程度が強い場合は専門医とよく相談のうえ、鎮静剤やある種の漢方薬などを短期間内服させるのも一つの方法です。鉄剤で貧血を改善するとよくなる場合もあります。また泣き入りひきつけを起こしやすい子でも早目に抱き上げたり、あやしたりして気を紛らわすとならずに済む場合もあります。

(広島市民病院小児科 伊予田邦昭/2016年7月QA委員改変)

このページの先頭へ