日本小児神経学会

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)に対する遺伝子治療薬エレビジス🄬の投与に必要な施設認定申請の開始について

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)に対する遺伝子治療薬エレビジス🄬が承認され、今後、臨床現場での投与が可能となります。本剤の安全性と有効性を確保するためには、DMD診療の実績を有する施設間での連携が不可欠であり、とくに重篤な副作用に対しては小児神経科医だけでなく、他科専門医の適切な対応が得られる環境整備が必要となります。そのため、エレビジス🄬を投与・フォローアップする施設は、日本小児神経学会の施設認定を受ける必要があります。

 施設認定の申請受付は 2025年11月17日より 開始いたします。申請は、「投与施設・投与医師」「フォローアップ施設・フォローアップ医師」「リハビリテーション施設・担当医師」を基本としたセット申請として行い、学会による書類審査および面談を経て認定されます。認定された施設につきましては、学会ホームページでの公開と、関係企業との情報共有を行う予定ですので、あらかじめご了承ください。

申請書および面談チェックリストは、学会ホームページの会員専用ページ「薬剤関連情報」をご参照ください。審査・準備には一定の期間を要するため、地域内での連携体制を早期に整えていただきますようお願い申し上げます。

2025年11月7日
日本小児神経学会
エレビジス実施施設認定WG 委  員 長   本橋裕子
  エレビジス実施施設認定WG 副委員長 粟野宏之
エレビジス実施施設認定WG 副委員長 服部文子
薬事小委員会 委  員 長 石垣景子
社会保険・薬事委員会 担当理事 小牧宏文

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)遺伝子治療薬エレビジス®の適正使用について(ご連絡)

2025年5月にデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する遺伝子治療薬エレビジス®が承認され、数ヶ月後には販売・投与が開始される見込みです。
エレビジス®の安全性および有効性を最大限に確保するためには、本剤の投与からフォローアップまで、DMDの診療実績を有する施設間の密接な連携が不可欠となります。特に、重篤な副作用に対する専門医による迅速かつ適切な対応が求められます。
つきましては、エレビジス®の使用にあたり、以下の体制を基本とした**「セット申請」**を、投与施設が日本小児神経学会に申請し、同学会の審査・認定を受けることといたします。

申請体制の基本

  • 投与施設および投与医師
  • フォローアップ施設およびフォローアップ医師
  • (必要に応じて)リハビリテーション施設および担当医師

留意事項

  • エレビジス®の投与には、日本小児神経学会の認定が必要となります。
  • 詳細については、今後公開予定の**「エレビジス適正使用指針」および日本小児神経学会ホームページ**にて順次ご案内いたします。
  • 審査には時間を要する場合があるため、地域における早期からの連携を含めた準備をお願いいたします。

皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2025年7月3日
日本小児神経学会
エレビジス実施施設認定WG 委員長 本橋裕子
薬事小委員会 委員長 石垣景子
社会保険・薬事委員会 担当理事 小牧宏文

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