日本小児神経学会

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Last Update:2022年12月29日

小児神経Q&A

Q41:脊髄に異常があるかないかは、どういう検査で診断・治療するのですか?

MRIや超音波による画像検査で診断します。MRIは診断の精度が高い検査法ですが、小児とくに乳幼児では、鎮静(経口薬、坐薬、静脈麻酔薬などで一時的に眠らせる)を必要とすることが多いです。超音波検査は鎮静が不要ですが、検査に習熟した医師がいないとできません。一長一短があるので、担当医と相談して検査を受けるかどうかを判断してください。
潜在性二分脊椎症の治療は、現時点では外科治療だけです。すなわち、背部の皮膚組織とつながった状態にある脊髄から、「つながり」を取り除き、脊髄の動きに自由度を回復させることです。この病気は重症度などの個人差が大きいので、小児の治療ができる脳神経外科医と相談してください。

2022年12月 日本小児神経学会広報交流委員会QA部会

 

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