日本小児神経学会

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Last Update:2022年12月15日

小児神経Q&A

Q78:学習障害については何歳くらいから専門医に相談した方が良いでしょうか?

言語発達(有意語の出現や二語文出現時期)や文字への興味関心の度合いは、学習障害を診断するための手がかりとなりますので、幼児期からの様子を観察しておくことが重要です。文字への興味がみられる場合は、読み書き障害の可能性は低いと思われます。また、鏡文字や書き順、利き手に関しては幼少期であれば、直ちに学習障害の一症状であるとは言えません。一般には小学校1年生が終わる頃でも、ひらがな文字の読み書き困難がみられる場合や、特殊音節(拗音、撥音、促音)につまずきがあるようならば、小児神経科医の相談を考慮されてもいいのではないでしょうか。

2022年10月 日本小児神経学会広報交流委員会QA部会

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